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ハンダ付け(半田付け)職人のはんだ付けblog

2019.12.06

16 チップ部品の交換

普通はあまりやりませんが、部品間違いやLEDなどの破損があった場合にやることがあります。


半田付けされたチップ部品を、まずは取り除かねばなりません。
この場合、電極が2つ以上あることがほとんどですから、2箇所以上の半田を一時に溶かして、つまみ取らねばなりません。

 

ツイーザーなどと呼ばれる、ピンセット型のハンダゴテも市販されていますが当社では、ほとんど使っていません。
ほぼ100% ハンダゴテを2本用いて取り外しています。

というのも、ピンセット型の場合、ハンダが完全に溶けていない状態でもチップをつまんで引っ張ることが出来てしまうため、パターン剥離などの不具合を発生しやすくしてしまいます。
その点、2本のハンダゴテを使った場合は、完全に両極のハンダが溶ければ表面張力で勝手にチップがコテ先にくっついて取れてくれますので、その心配がありません。

ただし、取り除いたチップ部品は、再利用することができません。チップ自身がかなりの高温になっているため、まず、破壊されていると考えたほうがいいですね。
したがって、逆に新しいチップ部品を半田付けしようとした場合、ホットピンセットの類は使用できません。半田が熔ける頃には、コテ先温度と同等の高温になってしまっています。

 

  • さて・・古いチップ部品を外した電極には、古い半田が残っており凸凹になっています。
    まずは片方だけ、半田ウイックなどを用いて半田を除去します。
  • こうしておいて、新しいチップ部品を先端の良く揃ったピンセットでツマミ、基板面をスライドさせるように(基板に密着させるため・・)残った半田を熔かしながら仮半田付けします。
  • 古い半田は、まずフラックスが飛んでしまっており、間違いなくイモ半田状になりますが、あくまでも仮止めです。
  • 半田を除去した側の電極を半田付けします。 フィレットが上手に出来るように・・
  • 仮止めしていた電極に半田を、フラックスを追加する意味で少量追加します。
  • 出来栄えは10倍程度の拡大鏡、または、顕微鏡にて確認します。
 


適正なハンダ量のチップ抵抗のはんだ付け例です。

 
 


こちらは ハンダ量過多の不良です。

 
 


チップが欠けた例です。

 
 


電極が剥がれた例です。

 
 


時間が掛かりすぎてイモハンダになった例です。

 
 
 

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