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ハンダ付け(半田付け)職人のはんだ付けblog

2011.05.18

はんだ付けに光を!(2011.5.18)

こんにちは、はんだ付け職人です。



今日は、はんだ槽の成分分析を依頼する際の

試料の採取方法についてのお話です。



静止はんだ槽やはんだポット、噴流はんだ槽では、

定期的に、はんだに含まれる不純物や、錫や銅成分の比率を

調べるために成分分析を実施されていると思います。



たいていの場合、小さなヒシャクのような器具を使って

溶けたはんだをすくい取って採取し、

(カキ氷のシロップを掛けるような金属製のヒシャク)



写真のような金属の器にはんだを流し込んで

試料とされていると思います。

http://k.d.cbz.jp/t/7a06/a0a0jqv09iv6a9zucw

ところが、この試料の正しい採取の方法については、

案外ご存知ない方が多いのではないでしょうか?



まず、はんだは加熱して溶かしても水溶液のようには

対流しませんので、重い金属は下に沈む傾向にあります。



例えば、共晶はんだでは比重の重い鉛は下部に集まり、

上層部は錫(スズ)成分が多いはんだとなります。



特に、いったん溶解した後に、自然冷却して固化した場合は、

鉛と錫の融点が異なることから、分離して固化しています。



鉛フリーはんだでも、比重の高い金属は下のほうへ集まっています。



このため、試料を採取する際は、噴流槽なら、噴流を揚げた状態で、

また、静止槽やはんだポットの場合は、よく攪拌してから

試料を採取しないと、正しい成分分析ができません。



さて、ここまでは私も理解しておりましたが、

田中和吉先生の著書には、逆に攪拌しすぎた場合の

害について書かれています。



はんだ槽の底には、はんだ中に食われた銅成分と錫とが結びついたもの

(銅と錫の合金)が堆積しており、



はんだ層を攪拌しすぎると、この堆積物が巻き上げられて、

銅成分がやたら多い試料を採取することになります。



はんだ槽の底に堆積した銅、錫の化合物を動かさないように

静かに採取するように・・とおっしゃっています。



攪拌しすぎてもいけないわけですね。



「じゃあ、どうすんねん?」

という声も聞こえそうですが、試料採取の際には、



上記のようにかき混ぜすぎに注意して、

いつも同じ程度に、静かに攪拌するのが正解だと思います。



(攪拌の方法、程度が変わると成分分析の数値もかわってしまうため)



では、明るいはんだ付けを!





ps:はんだ付けでなにすんねん!シリーズですが

   再び、山田さんの作品の写真を送っていただきました。

 http://www.soldering-guide.com/archives/52174763.html 蟷螂の顔、かえるの胴体や目、トカゲのトゲ、馬の躍動感

 うーん・・すごいですね。

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