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ハンダ付け(半田付け)職人のはんだ付けblog

2011.02.16

はんだ付けに光を!(2011.2.16)

こんにちは、はんだ付け職人です。



今日は、ハンダゴテの電力表示についてのお話です。



最近では、あまり使われなくなってきましたが



「20W(ワット)くらいのハンダゴテで作業してください」

「15W以下のハンダゴテを使ってください」

「40Wのハイパワー!」



などと、ハンダゴテを表現することがよくありました。



現在でも、ホームセンターや電子工作キットなどを

取り扱うショップなどでは、主流なのかもしれません。



でも、これって「現在の実態に合っていないのでは?」

と感じておられる方は私だけではないでしょう。



そう思っていたところに、いい本が復刻されました。

「ソルダリングアート」第5版 発行(白光株式会社)です。



当社で販売している「ハンダゴテセット」にも

発売当初は、白光さんのご好意で付録として付属していたのですが、

その後、絶版となったものでした。



先日、「第5版として復活しました」とご連絡をいただき

再び、付録として付ける事ができるようになりました。

http://k.d.cbz.jp/t/7a06/a0rrnou08i89l0743c

さて、この本の中に解説がありました。

一部引用させてもらって紹介させていただきます。



この従来の「40W」とか「60W」という表記は、消費電力を

表しておりまして、1958年に【JIS-C-9211】で

制定されました。



当時はハンダゴテを消費電力(ワット数)により10種類に

分類されていたようですが、2002年に廃止されています。



これは、ハンダゴテの進化により、単純にワット数では

規定できなくなったせいなのですが、



第一世代のニクロムヒーターを使ったハンダゴテでは、

ニクロム線の抵抗値 → 消費電力(ワット数) → 発熱量が

そのまま比例していました。



ですのでワット数による表示は的を得ていたわけです。



ところが、第二世代のセラミックヒーターの出現によって、

ややこしくなってきました。



セラミックヒーターの場合、温度によって抵抗値が常に変化します。

当然、消費電力(ワット数)も変化するわけです。



このため、従来の慣習に合わせるため、

コテ先温度が飽和温度に達して安定した時の抵抗値から、

消費電力に換算して表記を行っていたわけです。



でも、第三世代の温度調整型ハンダゴテになると、

この方法も難しくなりました。



なぜなら、立ち上がりの数秒間は120W相当の消費電力。

作業中は、失われた熱量に応じて発熱量(消費電力)を

変化させています。



これでは、消費電力(ワット数)で規定することはできません。

そこで便宜上、安定時の平均的な消費電力を

表記するようになりました。



さらに、コンポジットヒーターを使用した、

第四世代のハンダゴテでは、ヒーターの抵抗値は変わりませんが

コテ先温度に応じて0~最大電力の状態が存在します。



第四世代のハンダゴテは、最大消費電力を表示しているそうです。



・・となると、単純に消費電力(ワット数)の表記を見ても

何世代目のハンダゴテなのかによって、

まったく意味が違うことになります。



「こっちのほうが、W数が大きいや」と選んでも、

世代によっては、出力が逆転することもあるわけです。



これは、各メーカーによってもバラつきがあるかもしれません。



ここまで知っていてハンダゴテを選べる方が、

果たして日本にどのくらいいらっしゃるのかな?



・・と考えてしまう方は、私だけではありますまい。



何か指標になるものが欲しいですね。





では、明るいはんだ付けを!

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