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ハンダ付け(半田付け)職人のはんだ付けblog

2010.11.17

はんだ付けに光を!(2010.11.17

こんにちは、はんだ付け職人です。



先日、11/12の大阪府工業協会でのはんだ付けセミナーで

興味深い話を聞きましたので紹介します。



セミナーで オーケーインターナショナル 三俣さんに

高周波ハンダゴテの紹介と短い講義をしていただいたのですが



はんだ付けが終わったあとの、金属間化合物(SnとCuの合金層)が

環境温度によって成長するというお話がありました。



データーは、JWES資料(日本溶接協会)からです。

http://k.d.cbz.jp/t/7a06/90venfy0qgg7o20vr8

はんだ付けは、溶接や接着剤と違って、はんだと銅の間に

合金層を造って接合するんだよ・・というお話は

WEBや書籍、DVDでもよくするところです。



ただし、この合金層はたいへん強いものですが、逆に脆いものなので

合金層の厚さが3~9ミクロン(1.5~3ミクロンの説もあります)

の時に最強になるので、



熱が足りなくても、熱を掛けすぎてもダメですよ・・

と解説しています。



ところが、この合金層が環境温度によって勝手に成長するとなると

はんだ付け後、日数が経つに従って徐々に脆くなっていくことになります。



資料によると、さすがに20℃程度の気温であれば、

ほとんど変化は見られませんが、70℃程度になると

52週(1年)で5ミクロンも合金層が成長してしまいます。



パソコンや、電気製品、自動車などでも

70℃程度の環境温度にさらされるところは多々あります。



さらに、この資料では合金層の成長と共に

この合金とスズや銅の原子の移動により

原子空孔が増加し(カーケンダルボイドと言うそうです)

破断にいたることがある・・と記されています。





ということは、いくら完全なハンダ付けを施しても

比較的高温になる電気製品は、何年か経つと

はんだ付け部分が壊れる・・ということになります。



先だっても、20年、30年も経って使用されている扇風機が

はんだ付け部分から火を噴き火災に至った・・という事故がありましたが

この原因は、こうしたところにあるようです。





こうしたことを考えると、電気製品がなまじ長持ちするのも

良いことではないと言えそうです。



昔の頑丈な電気製品を大事に大事に使用してきても

密かに爆弾が成長していることになります。



電気製品の設計者の方は、こうした事故を防ぐため

わざと10年しないうちに壊れるように

電気製品を設計している・・



といったことを聞いたことがありますが

「ソニータイマー」などの言葉も元々

そうしたものだったのかもしれませんね。





では、明るいはんだ付けを!

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