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ハンダ付け(半田付け)職人のはんだ付けblog

2010.09.08

はんだ付けに光を!(2010.9.8)鉛

こんにちは、はんだ付け職人です。



今日は、鉛フリーはんだの仕上がり状態についてのお話です。

(表面が白っぽくなる)



鉛フリーはんだの特徴として

仕上がり状態が、鉛入り共晶はんだに比較して

白っぽくなるのはご存知だと思います。



この原因は、はんだが冷却して固まる際に

スズ(Sn)が結晶化してはんだ表面に微細なシワが

出来るためです。



ところが、同じ基板上であっても

よくよく観察すると



「あれ?・・ここはピカッと光ってる」

という箇所がいくつかあると思います。



はんだ付けのことを良く知らない方がこれを見て



「ここは、ピカッと光ってるじゃないか」

「他のポイントもピカッと光るように仕上げなさい!」



「鉛フリーはんだでも、ちゃんとはんだ付けすれば光るんじゃないか」

「白っぽいポイントはイモはんだじゃあないのか?」



という誤解をされるかもしれません。





実は、このスズ(Sn)の結晶化は

ゆっくり自然冷却した場合に発生します。



冷却のスピードによって

白化したりしなかったりするものです。



下記のリンクに比較写真を掲載しました。

http://k.d.cbz.jp/t/7a06/90e33ox0ogcxvws34b





一番上の写真は

自然冷却したもので

左はスルーホールのみのパターンで

ゆっくり固まったため、完全に白化しています。



右は周囲がGNDに囲まれているため

放熱が効率よく行われたのでしょう。

ほとんど白くなっていませんね。





真ん中の写真は、右側だけが白くなっています。

これは、左側に基板の回路を形成するパターンが

伸びているためで、ここから放熱したために

早く冷却したと考えられます。





一番下の写真は、完全にピカッと光っています。

鉛フリーはんだだとは、言われなければわからないでしょう。



これは、はんだ付け直後に送風して急冷したもので

(よく見ると、風でフラックスが吹き飛んだ痕跡があります)

スズ(Sn)が結晶化する暇を与えなかったものです。





写真のはんだはすべて、Sn-Cu-Niー(Ge)です。

どうしてもピカッと光らせたい場合は

参考にしてください。



では、明るいはんだ付けを!

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