観るだけでハンダ付けできる!DVDはんだ付け講座

ハンダ付け(半田付け)職人のはんだ付けblog

2010.08.11

はんだ付けに光を!(2010.8.11)接合温度と接合強度との関係

こんにちは、はんだ付け職人です。



今日は、鉛フリーはんだを使用する際に、

とても多い誤解についてお話します。



私が講習や電話やメールで普段お話した際に

お客様よりよく出てくるフレーズなのですが



「鉛フリーはんだは融点が高いので、コテ先温度を上げて・・」



と、さも当然のように、さらりとおっしゃいます。





何度も言ってきたので

「しつこいかな?・・」とも思ったのですが

おさらいの意味も込めて。



共晶(鉛入り)はんだの融点は約183℃

一方、鉛フリーはんだの融点は約217℃です。



単純に融点が34℃も高いですので

同じ条件では、確かにはんだは溶けにくくなります。



ですが、はんだ接合に必要な最も接合強度の強い

合金層が形成されるのは 約250℃ であって

共晶はんだと変わりません。



(参照)

接合温度と接合強度との関係

http://k.d.cbz.jp/t/7a06/9029ncx0ogbwl37anb



また、鉛フリーはんだはコテ先温度が360℃を超えると

極端に扱いにくくなり、不良が発生する要因が

いろいろ増えてきます。



例:はんだが酸化しやすくなる

  フラックスが活性化している時間が短くなる

  コテ先が酸化する

  コテ先が食われにより磨耗する



私見ですが、共晶はんだに含まれる鉛は

酸化を防ぐような役割をしていた感があります。





したがって、鉛フリーはんだを使用する場合

コテ先温度の上限は360℃と考えた上で



ハンダゴテとコテ先を選定する必要があります。



今お使いのハンダゴテで鉛フリーはんだが

共晶はんだのようにサラリと溶かせない場合は



1:ハンダゴテに装着できるコテ先で一番大きなもの

  を試してみる。



2:それでもサラリと溶けない。あるいは、コテ先が大きすぎて

  母材に使用することが出来ない。



といった場合は、ハンダゴテの出力の大きなものに変更することや

プリヒーターなどで予熱することを

考える必要があります。



「弘法、筆を選ばず」

と言いますが、こと鉛フリーはんだに関しては当てはまりません。

道具選びはとてもシビアに行う必要があります。



頭の引き出しに入れておいていただけると幸いです。





では、明るいはんだ付けを!

最新の記事

カテゴリー別

今までの記事

記事検索

タモリ倶楽部にて・・


はんだ付けに光を・・

映像で学ぶ “正しい” はんだ付け

DVD採用企業2,000社超え!
詳細は こちら
車のLED交換 作業例
img01 夜のドライブを楽しく!
無料のお見積りはこちら
PCコンデンサ交換 作業例
img06 電解コンデンサには、寿命があります
無料のお見積りはこちら
解説書付き!
はんだ付け実技教材&ポスター
to01 「限りなく実践に近い難易度」だから、ホンモノの実力がつく
はんだゴテセット

はんだ付けが上手に出来ないのはハンダゴテが悪いからです

大好評! はんだ付け職人が厳選したハンダゴテセット

Copyright © NOSESEIKI co.ltd. All Rights Reserved.