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ハンダ付け(半田付け)職人のはんだ付けblog

2008.04.02

はんだ付け講座(2008.04.02)

339dbf60.jpgこんにちは、はんだ付け職人です



今週も続いて、ハンダコテについてのお話です。



前回、ヒーターの違いについてお話しましたので、今回はハンダコテの

温度制御についてお話します。



まず、前回出てきたニクロムヒーターやセラミックヒーターの安価に購入

できるハンダコテなんですが、ほぼ100%温度制御ができません。

(2~3000円で購入できるタイプ)



こういったハンダコテを【温度飽和型のハンダコテ】と呼びます。



温度制御をしていない電源が入れっぱなしのハンダコテでは、コテ先温度が

どんどん上がっていくように思いますが、実際はそうではありません。



ある程度の高温になると、コテ先から大気中へ逃げる熱量が大きくなり

それ以上は温度が上がらなくなります。

 

穴の開いた風船をモデルにすると、風船に水をどんどん入れていくと

ある大きさに膨らんだ時に、入れる水の量と、出て行く水の量がつり合い

一定の大きさのまま風船は膨らんでいます。



このバランスが取れた状態の風船の大きさが、温度飽和型のハンダコテの

最高温度に相当します。ここで、風船の穴から漏れる水は、ハンダコテの

コテ先から大気中へ逃げる熱を表しています。



このタイプのハンダコテは実際にハンダ付けをした際に、コテ先温度が

基板などの母材に奪われて下がることを計算して飽和温度がかなり高めに

設定されています。

(コテ先温度420℃以上のものが多い)



ところが、実際のハンダ付けではコテ先温度が360℃を超えると

極端に難易度が増します。これは、鉛フリーハンダでも同様で

コテ先は数秒で酸化膜で覆われてしまい、フラックスは即蒸発し

さらにミニ爆発をおこしてハンダを飛散させます。



初心者の方が、普通にハンダ付けするとイモハンダ続出ですね。



ベテランの場合、コテ先を濡れたスポンジで掃除しまくって

酸化膜を除去し、コテ先温度を下げ、新しい酸化膜がコテ先を

覆う前に、瞬時にハンダ付けを終わらせる。



といった技を無意識に使っています。



この、瞬時に終わらせる・・理由は、フラックスが蒸発してしまう前に

ハンダ付けを完了させるのと、ハンダ付けに最適な約250℃という温度を

オーバーしないようにするためなんですが、こういった理由を教えずに

初心者にハンダ付けを教えると



「初心者だからゆっくりやろう・・」

と難易度を逆に上げてしまうわけですね。



そういうわけで、初心者の方がハンダ付けを習得しようとする場合は

コテ先温度の高いハンダコテは適していません。

(購入の際は、パッケージのコテ先温度を確かめてください。)



また、安いからといって初心者向きではなく、逆に難しいと考えたほうが

いいと思います。



来週は、温度制御型のハンダコテについてお話しましょう。

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